窯業系サイディングを使用している家主の方々にとって、そのメンテナンスに関する正確な情報は、家の美観と機能を長期間保つために欠かせません。
今回は、窯業系サイディングの基本情報、それに伴うメリットとデメリット、さらには適切なメンテナンス方法について解説し、皆様の大切な住まいを守るための一助となることを目指します。
窯業系サイディングの基本とメリット・デメリット
窯業系サイディングとは、セメントと繊維質を主成分とした外壁材です。
高温で処理されることからその名がつきました。
この素材は、以下のようなメリット・デメリットを持っています。
メリット
1.コスパの良さ
窯業系サイディングは、他の建材と比較してコストパフォーマンスに優れています。
大量生産が可能であるため、経済的な価格設定が可能となっており、特に建売住宅などで好んで使用されています。
2.耐火・耐震性
このサイディングのもう1つの大きな特徴は、その耐火性と耐震性にあります。
セメントを主成分としているため、燃えにくく、また比較的軽量であるため建物全体の耐震性を高めます。
過去の大震災でも、窯業系サイディングを使用した建物が少ない被害で済んだ例があります。
3.デザインの豊富さ
様々な色や柄を再現することが可能なため、建築のデザインにおいて大きな自由度を提供します。
これにより、新築はもちろんのことリフォーム時にも、住宅の外観を大きく変えられます。
デメリット
1.水に弱い
表面の塗装が劣化すると、防水性が低下し、水が浸透しやすくなります。
その結果、藻やコケ、カビの原因となり、最悪の場合、雨漏りにもつながりかねません。
2.定期的なメンテナンスが必要
塗装や目地部分のメンテナンスは定期的に行う必要があり、この点での維持費用は他の材料と比較して高めになりがちです。
特に目地部分の補修は、外壁の健全性を保つ上で重要なポイントです。
メンテナンスフリーは存在しない!適切な管理が重要です
「メンテナンスフリー」という言葉に惑わされてはいけません。
どんなに品質の高い建材でも、時間と共に劣化は避けられず、適切なケアが必要です。
1.メンテナンスの周期
一般的には、7〜10年に一度のメンテナンスが推奨されます。
この周期で、サイディングの状態をチェックし、必要に応じて塗り直しや補修を行うことで、材料の寿命を延ばせます。
2.メンテナンスを怠るリスク
定期的なメンテナンスを怠ると、サイディングの劣化だけでなく、建物内部への影響も懸念されます。
水分が浸入することで、構造材の腐食や、内部でのカビ発生のリスクが高まります。
3.積極的なメンテナンスの重要性
適切なメンテナンスを行うことで、窯業系サイディングの美観と機能を長期にわたって保てます。
そのためにも、専門家のアドバイスを定期的に受け、建物の状態を常にチェックしておくことが重要です。
まとめ
窯業系サイディングはそのコストパフォーマンス、耐火・耐震性、デザインの豊富さから多くの家主に選ばれていますが、水に弱い点と定期的なメンテナンスの必要性は忘れてはなりません。
「メンテナンスフリー」という言葉に騙されることなく、適切なケアを施すことで、窯業系サイディングの持つポテンシャルを最大限に引き出し、長持ちさせられます。
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